10 Jul 2011

一人舞台

内村光良一人舞台『東京オリンピック生まれの男』を観てきた。

これは本当は3月16日からの公演だったものが、震災により延期になったもの。
場所は変わり、サンシャイン劇場になった。


ひっさしぶりの東池袋に降り立つ。
改札からサンシャインまでの地下道なるものができていてビックリ。
なんだか店も色々入っていて、東池袋とは思えない。
この駅は6年間通った思い出の駅なのに、なんだか知らない土地に来た感じ。
劇場ロビーに着くと、ウドちゃん発見。頭でバレバレだ。



今回の舞台、一人舞台という情報だけで
コントなのか漫談なのか芝居なのか何なのかさっぱり知らないまま観に行った。
結果、芝居とコントの中間と言ったら良いのか。
客層は30代40代の方が多かったように思える。男の人もまぁまぁいた。


東京オリンピック生まれ(ウッチャンと同じ)のある男の生い立ちを0歳から現在まで
語りながら、再現して行く。
途中アドリブなどもあり、語りがたまにヒロシっぽかったりもしたが
とにかく台詞の量がハンパ無い。
一人舞台だからそうだろうけど、約2時間20分ほんと一人!
そんなに長い公演じゃないけど、なんで途中休憩が?と最初思ったが
これは休憩入れないとできないね。だって一人でやってんだもん。
あとハンパない運動量!
バック転あり(もうすぐ47歳だぜ)ダンスあり、ピアノも3回くらい弾いていた。
喋りながらも階段を上ったり、下ったりで、とにかくずっと動いていた。
色んなパロディというか、ダンスも真似ていた。
(トシちゃん、マイケル、雨に唄えば、ブレイクダンスなど)
よく声が出るよく動くおじさんだ。全公演終わったらゲッソリしそうだ。

そして最後は挨拶がてらちょっとだけトーク。
初日はバック転を失敗し、頭から落ちたそうな。怖いなぁ。
途中客が変なとこで笑って「ん?」と後ろのスクリーンを見るが分からなかった様子。
途中休憩でなんだったのか誰かに聞いたのだろう。
そう。ジャージからの衣装チェンジで、また色違いのジャージだったからですよ。

正直内村さんとは言え一人なのはどうかな〜と思ってたけど、
ウッチャンらしさと動きの良さと笑いと最後ちょっと感動で楽しめた。
あっぱれ!!!



余談:途中休憩で外で一服してたんだが、そこにウドちゃんが来た。
ウドちゃんはテレビで見るまま、予想通りのいい人だった。
見知らぬ客にいきなり「ウドちゃん今日一人?天野君は?」とタメ口で聞かれても
「そうなんです。今日は一人です。」と丁寧に答えていた。
そして会場に戻る時、トロトロ歩いてるあたしを後ろから小走りに来てあたしを追い越したのに
再入場の際、お先にどうぞと譲ってくれた。親切な方だ。
本気出せばすごい強い人なのに、心優しい。ありがとう。