22 Apr 2010

イタリア紀行vol.3 Italy

4月22日。
モディカのホテルの朝食。個人経営らしく可愛らしい。
外で一服してると真っ赤な婆さん。実はこの婆さん昨日も見たのだ。



モディカを後にし、一気にシラクーサへ。
今日のお泊まりはAlgila Orrigia Charmeというホテル。
着いてフロントでパスポートを提示しようとしたときに気づく。
前のホテルにパスポートを預けたままだ!!
でも3時間くらいかけて来た道のりを戻るわけにもいかない。
いつもチェックインのときに見せて、大概はそこで返してもらう。
が、モディカのホテルでは返してもらわなかった!!
フロントの人たちはニコやかに話して送り出してくれたが
肝心のパスポート返してくれてないやん!
それも2日後には飛行機でイタリア本土に飛ぶ予定。
パスポートなかったら国内便だとしても飛行機乗れないやん!
シラクーサのフロントの人と日本の旅行代理店イギリス支部に連絡し手段を考える。
イタリアの郵便は全く当てにならない。車で3時間の距離だが郵便だと3日以上だ。
だからって向こうの人は車で届けにも来てくれない様子。
こっちの不注意もあるが、ホテル側もひどい!!
ひとつ良かったのは今回の旅、どこも三ツ星以上のホテルだったため
フロントの人たちが英語が出来た事くらい。
とりあえず飛行機までにはどうにかするというので出かける。が、気が気じゃない。
だってイタリアですもの。いい加減な国ですもの。


シラクーサのホテル部屋はとても良かった。コンパクトだがオシャレ。
そしてソワソワしながら観光へ。
まずは食べ物マーケットへふらり。
なんだかわからないがデカイ魚が多い。
赤!トマト!イタリア!
その並びの店でサラミとチーズでサンドイッチを作ってもらう。
イタリアに来て第一号のかわいい男の子に。
オリーブも買って近くのベンチでランチ。
こちら観光用の馬車。乗らなかったけど。

そして車で中心地の方に行き、遺跡めぐり。
が、普通に入れると思ってズイズイ歩いて行ったら
途中でチケットがいると言う。いくら?って聞いたらタダだと言う。
でも向こうのチケット売り場でチケット買って来てと言われる。
入り口まで戻り探すも売り場がない。
パーキングまで戻り、そのまた向こうの全然違うところの奥の方に発見。
遠過ぎるだろ!なんでこんな入り口から遠い奥の見えないところに
こんな小さな分かりにくいチケット売り場があるんだよ!
そこに行って帰って来るだけで、暑くて疲れる。

まずはディオニソスの耳を見る。
いわゆる洞窟。外は明るく暑い日だったが中に入るとひんやり真っ暗。
そしてギリシャ劇場と円形闘技場。遺跡で生き抜く花。


町の方へ戻り散歩。海辺にヨット。
いつも夕方は町をぶらつきその日の夕飯を食べるレストランを探す。
今晩はここにしよう。

ペットショップを発見。
でかいオウムがいてびっくり。ここで息子に土産を買う。


ちょっとセンスのいい店だなぁ、と思ったらイギリス人夫婦が経営していた。
もうこちらに来て20年以上だと言うが、イギリス英語が心地いい。

カラフルなお菓子。イタリアはとにかくカラフル。


旅行代理店からの電話で、次の日までに次のホテルに速達で送る、という連絡。
果たして本当に間に合うのだろうか…。


夕飯はシーフードのレストラン。Porte Marina.
まぁまぁ高級そうなレストランだが、イマイチ英語が通じない。
ので、魚介類をケースとメニューを指差しながらオーダー。
途中で魚屋さんが売りに来た。

食事はまぁいいのだが、値段の割にそこまでじゃない。
どうもまだ旨い!という食事に出会えてない。ムール貝はやっぱベルギーが旨い。

この街の猫たち。必ず猫がウロウロしてるのが嬉しい。
ちょうど発情期で色んな雄叫びが聞こえる。

21 Apr 2010

イタリア紀行vol.2 Itlay

4月21日。
この日は朝から遺跡めぐり。
アグリジェントは街の中心から海に向けてポツポツ遺跡がある。

遺跡の中はなぜか有料。変な現代的オブジェが飾ってある。残念な感じ。
なのでもちろんその中には入らず、何となく見て回る。
サボテンがあちらこちらにある。食用や柵として使っているらしい。

そして綺麗なミドリのトカゲもいっぱい。

向こうに見えるのが中心地。

遺跡から見た畑と海。
シチリアはレモンやオレンジで有名。
ワインも有名だがうちの家族誰もワインに詳しくないのでスルー。
一通り見たあと、今度は東へ車を走らせる。



途中休憩とランチのためジェラという街に寄ってみる。
スーパーを発見したので、Nutelaやお土産を買う。
あとで気づくが、スーパーの駐車場で車を降りる際に指輪2個落とす。
昔H&Mとアクセサライズで買った安物だが、お気に入りだったのでショック。
バールで見ての通りのピザを食らう。

このジェラという街は観光ブックなどには載ってないただのガサツな街。
特に名所もなく、キレイでもなく、大きくもない。
平日の昼間だがみんな外でぺちゃりくちゃり。
路地に入れば汚い住宅たち。道も異様に狭い。
道が一方通行やら標識なしやらで、この街を出るのに一苦労。
最初の街パレルモを出て高速見つけるのも大変だったな。



この日泊まる予定の街は小さくて何もなさそうだったので
もうひとつ街の寄り道。ラグーザの旧市街イブラ地区へ。
新都市地区と違い趣のある町が広がっていた。
見る物は教会などしかないが、なんだかいい感じの町。
しかしどこがメインのとこで車も停められるかわからなくて
同じ道、町全体を3周くらいしてやっとパーキング。

カフェには金持ちそうなフランス人老夫婦たちがいる。
可愛らしいケーキを売ってるところでジェラートをたのむ。
今回の旅の初ジェラートだったかしら?!もちろんチョコレイト。
おしゃれな店も数件あり、たまたま寄ったにしては当たりの町。
裏に入れば素敵な家が並ぶ。

噴水のとこにいたお爺さんを隠し撮り。



そしてその先のモディカという町に到着。今晩はここで一泊。Grana Barrocco Art Hotel.
誰か金持ちの家を改装したようなホテル。ロビーはこんな感じ。

階段にも装飾がある。

ここは唯一、二部屋とった。父親の部屋は一人用の緑の部屋。

あたしと母親の部屋は赤を基調にした部屋。
洗面所も赤いタイルでかわいい。
が、バスタブがベッドの横に何の敷居もなくある。
そしてここ、下水の配管が悪いようでトイレとバスタブからくさ〜い臭いが。
鼻のいいあたしはクサい浴槽の横で寝られないので
横の小部屋にソファベッドを出してもらいそこで眠ることに。
ソファベッドあるなら結局この部屋3人泊まれたじゃん!というわけ。


夕飯まで時間があったので母親と町を散策。なかなか可愛らしい町。

チョコレイト専門店があったり、

小洒落たブティックがあったり。

ベランダの下の装飾がステキ。

柑橘系のすごい臭いと思ったら上にはレモン。

魚屋さん。庶民的な趣がいいでしょ。
夕方はすごい数のツバメが飛び交っていた。


夕飯はホテルのフロントの人のお勧めレストランへ行ってみる。(Osteria san Benedetto)
レストランの手前のドアでずっとパンを食べていたお爺さん。

アンティークな道具やテレビ、ラジオ、蓄音機などが飾ってある人気の店のようだ。
あっという間に店は満員だった。



ラグーザは本に少しだけつまらなそうに書いてある町だったが、とても雰囲気のある町だったし
モディカなんて本に載ってない何も期待しなかった所だが、ここもいい感じの町だった。
アグリジェントは何ページにも渡って書いてあったがつまらなかった。
旅行本は当てになりませんなぁ。行ってみないとわからない!!