7 May 2009

リスペクト

通夜などの報道を見ても、どうもまだ信じられない。
そんなわけない事だから。

去年、骨に転移したと聞いたときは「やばいな」と思ってたが
なんだかんだで、また復活はしてくれると思い込んでいた。
だってまだ58歳。
復活ライブのときも、あんなに元気で
あんなにパワフルに歌ってたのに。
おじいちゃんになってもロックな姿が想像できたのに。

清志郎さんは、色んな人とのコラボや、グループを作ってきました。
その中でも大好きだったのはタイマーズ。

私は、元々パンクやロックが好きだけど
多分普通の人に比べて、音楽へのこだわりや興味等は薄い方だ。
初めて買ったCDもきっと、他の人より遅いし
ロックな音が好きでも、実際に買ったりはあまりしなかった。

タイマーズを最初に知ったのは、高校生のとき。
ほとんど勉強してなかったが、塾へは世界史の授業の
ノートを書きにだけ、ちゃんと行っていた。
黒板をただそのまま書き写せばいいので
とりあえず書いておけば、授業を聞いてなくても、あとで役に立つと思い。
雑談の多い先生だっとのも、受けやすかったのかもしれない。

ある日、その先生が清志郎の話をしだした。
タイマーズの事を話してくれて、とても興味深いバンドだと思った。
数日後あまり買わないCDを買ってみた。
素晴らしかった。
素晴らしくかっこいい、音と詩で、すぐさま大好きになった。

周りが受験勉強に必死になってるときに
勉強もせず、何回もタイマーズを聞いていた。

知ったのが遅かったから、今度またタイマーズが復活したら
ライブに行きたいと思った。
でも、なかなか再結成はされず、こんなことになってしまった。

もう少し早く知っていれば、もう少し音楽に興味があれば
タイマーズもブルーハーツも観に行けたかもしれないのにな。


あと30年はロックを歌い叫んでほしかった。
いろんな人が思ってるように、実感が湧かない。
世の中には、こういった意味のわからない、理解ができない事がある。
そんなとき、どうやってそれを乗り越えてきたかも、忘れてしまった。
たぶん時が一番の解決法かもしれないが
時が経っても、死に対する喪失感は消えないものだ。

もしかしたら、すごくハッピーな世界が
「天国」と呼ばれるところにあって
伝説のロッカーたちとガンガンにロックの祭りをしてるかもしれない。
貧富の格差も、お金も、国の隔たりも、言葉の壁も
憎しみも、空虚な気持ちも、争いもない
魂で生きて、笑顔とハッピーな気分で生きてられる世界があるのかも。


でもやっぱり・・・・悔しい。


どうしたんだ Hey Hey Baby
どうしたんだ Hey Hey Baby
どうしたんだ Hey Hey Baby
どうしたんだ・・・・・・・・


痛みと苦しみから解放されたのだから
とりあえず、ゆっくりしてほしい。
そしてギター片手に、また歌い続けてほしい。

Remember you


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